- [パラグアイ]日本の裏側にある日本、イグアス移住地へ。
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2017.04.30 Sunday
こんにちは。
こじんまりとした首都アスンシオンでの滞在も満足し、次に向かうのはイグアス居住区!
ここはパラグアイにある日本人移住地の一つ。
ボリビアのラパスで移民に関する資料館を訪れたが、ここはやはり実際の移住地の様子を見てみたいという。
まぁパラグアイに行く日本人バックパッカーの8割くらいはこの移住地目当てなんじゃないかな?たぶん。
この移住区はアスンシオンからシウダーデルエステの方向へ進む事270kmほど、シウダーデルエステから41km地点にイグアス居住区がある。
アスンシオンからのバスで5時間ほどかな。バス会社にもよるが50000〜70000グラワニー(1000〜1400円)ぐらいだ。
そーいやパラグアイのバスって実は多少値切ったりできるので聞いてみた方がいいかも。
バスって基本的に定価で、値切れるって感覚がないんだけどパラグアイは可能なので試してみてください。
さて、バスに揺られる事5時間ほどでイグアス居住区に到着。
宿なんだけど、まず最近の旅行者に大人気の民宿小林ってのがある。(正確には41kmの居住区ではなく53kmの地点と離れてるので注意、また後日書きますが)
それと昔からある、移民資料館の館長をされている園田さんがやっているペンション園田がある。
どちらの宿に行こうか迷ったんだけど、結局両方いく事にした笑 まぁ宿の話はまた後日します。
そして早速だけどこれがイグアス居住地!
こんな立派な鳥居があるのよね、いきなり日本感満載です。まぁ神社ではなくて公園にあるんだけど。
近くには日本人会館や
学校なんかがあったりする。
学校にあった絵。 小学校中学校にですよ?日本より渋い笑
日本人会館に書かれているのを見るとどうやら日本人のパラグアイ移住は80年の歴史があるらしい、そしてこのイグアス居住区は55年の歴史だそうだ。
昭和53年に皇太子、今の天皇がここに訪れたことがあるみたいね。
次の記事で書くが、移民資料館にはその時の若き日の天皇の写真がたくさん飾られていた。
そして去年、パラグアイ移住80年にあたって眞子様がパラグアイを訪問してこのイグアスにも来たみたい。
どうやらその日はペンション園田の園田さんの誕生日だったようで「自分を訪ねてきてくれたとしか思えない」と冗談を言っていたな。
また明日書くけど園田さんすごい面白いのよね笑
そして日本の学校の周辺にありそうなこんな看板も。
って今の日本でこういうのまだあったっけ?
なんか昭和の頃のような雰囲気が残っているかも。
こちらにも標語が書かれた看板が。
球場なんかもあったります。
数年前に日本から移住してきたお坊さんが建てたお寺もあった。
この居住地ですごいのは、いわゆる「南米移住」と聞いてイメージするような昔の時代じゃなくて、最近移住した人も少なくないということ。確か民宿小林のお母さんも大人になってから自分ひとりでこのパラグアイに来たらしいし。
実はパラグアイとの移民協定みたいのがまだ有効らしく、パラグアイの永住権は割と簡単に取れるらしい。
そーいや以前ブエノスアイレスで会ったちょっと不思議な雰囲気の女性の人が永住権取ろうとしてたな。
「パラグアイの永住権取ろうかと思ってるんですよ」
「おーまじですか?パラグアイで??」
「ちょっとのんびりしようかなと思って」
「いや永住とかのんびりしすぎでしょww」
ってやり取りしたの覚えてる笑 その後どうしたんだろう?気になります。
さて、ここの居住区には900人ぐらいの日本人が住んでいるんだったかな?
まぁ全体で考えると、パラグアイ人の方が多くて日本人はまだ少数なようだけど。
でもお店とかは日本人がやっている店の方が多く見かけたような。
こちらは土日だけ営業しているというラーメン屋がある。名前忘れちゃいましたが。
中に入ってみると「いらっしゃいませ〜」なんて声をかけられて壁を見るとこのメニュー表。
すげー!完全に日本だな笑 ちなみにラーメンで400円ほど。
他に来ていたお客さんの様子を見てみると、ほんと日本と変わらないような光景だ、小さい子供連れの家族がいたりね。
女の人の格好とか、子供がプリキュア?のかばんを持っていたりとほんと日本と変わらない気がする。
そーゆーのどこで買ってるんだろ?と思ったけど、後で聞いたがこちらで生まれた2世、3世の方は今は逆に日本へ仕事しに行ったりしているようだしそうした時に買ってるのかな?
あとここは日本人だけでなく、周りに住んでいる中国人も多く来ているようだ。
昼だけの営業だけど売り切れになる場合もあるらしいので早めに行った方がよいとの事。
ここで自分が頼んだのは味噌ラーメン大盛りと
餃子!
写真は3人前だけど。1人前が6個で8000グラワニー(160円くらいと安い)
味噌ラーメンの方は味はちょっと薄めだったけど、スープの底の方には大豆が沈殿しているのよね。
味噌が手作りだというのがわかる、そう考えるとなかなか感動。麺もラーメンってかそばに近い感じだったけど味は美味しかったね。
てか個人的にはそれ以上に餃子がめっちゃ美味しかった。皮とかもやはり手作りなんだろうなー。
ミネラルウォーターのラベルも日本っぽかったし、こうした日系の企業がちゃんとあるのかな?
そして別の日には福岡旅館へ。
ここは宿もレストランも営業しているのよね。こちらは土日関係なく営業してたような。
ここでは手打ちのうどんが食べられる!って事だったので、自分はカレーうどんにしてみた。
他の人は台湾風ラーメンみたいのを食べてたけどけっこう美味しそうだった。
出てきたカレーうどん。どうやって作っているのかわからんけどこれもまた日本と変わらない美味しさだ。
いや、日本とは真逆でこのクオリティと考えるとその感動は日本以上だ。
餃子も注文。こちらも外れなく美味しい。
いやー最高です笑
長期旅行者がこぞってこのイグアス移住地にくる理由がわかりますな。
そしてこうしたレストランだけでなく、こちらのスーパーへ。
現地ではみんな農協って呼んでいる。
ここでは期待通りたくさんの日本食材が売られていた。
こうしたカレーはもちろん
納豆の姿も! このイグアスで作られたようだ。すげー、迷わず購入。
お米もあった。これもここで作っているのかな?
弥勒米とか名前がかっこよすぎる笑
そして梅干しが1リットルぐらいの大きい容器に入って300円とか激安だったので買った。
これでしばらくは梅干し食べ放題である。これは嬉しい。
あとアンパンも買ってみた。あんこってか小豆もここで作られているんだろうね。
てなわけで小豆バーなんて素敵なものもあった。
もう小豆がかなりたっぷりで味も濃くて最高。80円ぐらいだったかな。
これはこの農協にくる度に買ってたわ。
そしてこうした食材だけでなく、もちろん日系の方の姿をちらほら見かける。
別の商店を訪れてみると、魚の干物なんかを買おうとしている女性の人がいた。
この方も移住者なんだろうけど、顔はもちろんなんだけど服装なんかが完全に日本ぽかったね。
なんかアメリカとかで生まれた日系2世とか3世の方って、メイクとかが服装が完全に欧米風になってるイメージだけどその方はほんと日本そのままって感じだった。
まぁ旅行者ではなさそうだったけど、どんな経緯でここに住んでいるのかすごい気になる。
てかここにいると、移住地とか日系人とかそんな言葉もいらないほど完全に日本って雰囲気なのだ。
ほんと海外にここまで完全に「日本」があるなんて想像してもなかったよ。
なかなかに不思議な光景なのである。
集落としては小さい村って感じなので、自分みたいな部外者が歩いていたらすぐにわかるようだ。
一度高校生ぐらいの子とすれ違ったけど、「こんにちは」って声をかけてくれた。
こんな事今の日本では逆にないかもね。
日本とは位置も季節も真逆で、もしかしたら日本以上に古き良き日本の雰囲気を保ち続けているのかもしれないね。
なんかすごい落ち着きます、ここ。
こんなイグアス移住地。
まずはペンション園田さんに泊まって移民の様子をいろいろ聞かせてもらいました。
その様子はまた次回で。
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