- [ウクライナ]キエフの町歩きはなかなか楽しい
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2013.12.23 Mondayリアルタイムはチュニジアのチュニス。早いもので2週間のチュニジア滞在も終了。今日ローマへと戻ります。チュニジアは、いかにもって見所は少ないけど、全体的に人も優しいし物価も安いので過ごしやすかったかな。これからまた物価激高のイタリアに戻るのがちと憂鬱です。。まぁすべてはクリスマスをバチカンで過ごすためですけどね。早いものでもう明日イブですねー。そーいややっぱりチュニジアではクリスマスの気配を全く感じなかったな笑えーと、ブログは前回に続き、キエフの町散策のお話。この日の夜の夜行バスでベラルーシへと向かうので、今日1日でキエフの見所をさくっと見て周らなければならない。次に向かったのは、世界遺産にもなっている「ソフィア大聖堂」。これは入り口にある鐘楼。かろうじて下に人が写っているので、この大きさがわかるかな。入場料を払い敷地の中に。こちらが、ソフィア大聖堂の本堂。内部は残念ながら撮影禁止だったので写真はないんだけど、ここはかなり良かったです。外見の新しさとは違い、内部は1000年前に作られた当時のものが残されていて、いかにも歴史のありそうな重厚な壁画で埋め尽くされている。内部に入った最初は他にもたくさんの観光客がいてわいわいしてたんだけど、それらが去ったあとはこの空間を一人占め。エルサレムのキリストの墓とされている聖墳墓教会のように、なんらかのパワーを感じるような重厚な空気がそこにはありました。人々の信仰の重さや歴史というか、なんかわからんけどとにかく神聖な空気を感じる事ができた。久しぶりに鳥肌が立ったね。ヨーロッパに入ってから、たくさんの教会を訪れて、ちょっと飽き気味ではあったんだけど、ここは圧倒的な存在感でした。キエフでは必ず訪れて欲しい教会です。次はソフィア大聖堂から200mぐらいと近くにあるこちらの「聖ミハエル教会」。なんかずいぶんキレイな教会だな〜と思ったら、ガイドブックによるともともとはここも1000年近くと歴史のある教会だったようだが、1930年代に宗教弾圧により全て破壊されてしまったらしい。で、今あるのは2000年ぐらいに再建されたものらしい。そりゃキレイだわな。いかにもロシア正教っぽい金ぴかの装飾がかっこいいね。内部に立ってた像。イエスではなさそうだけどどっかの聖人かな。今度は地下鉄に乗って移動。目指すのは「ペチェールスカ大修道院」。さっきのソフィア大聖堂もすごかったが、実はウクライナにおけるロシア正教の総本山はこのペチェールスカの方らしい。↓敷地内への入り口。これはただの入り口の門ではなく、「三位一体教会」という教会の一部だという。ペチェールスカは、1個の教会ではなく、何個かの教会とか博物館とか墓地とかも合わさっている修道院だ。敷地内部に入ると、すぐに奥に堂々と建つ教会が目にはいる。これがメインのウスベンスキー大聖堂。早速内部へ入ってみよう。と思ったんだけど、理由は不明だが内部には入ることにはできなかった。。その代わり?誰か聖人の絵が教会の外に出されてあり、ここを訪れた現地の人はこの絵を拝むために行列になっていた。。絵のそばには警備員も立っているし、重要な絵だったんだろうね。並んでいた人たちは、次々にこの絵に祈りと情熱的なキスを捧げていく。。いや、ほんと文字通りこの絵の上にぶちゅっとしていくんだよね。まぁ絵自体はガラスで保護されててそれ越しになんだけど。で、毎回ガラスを拭いたり消毒?したりもしてるんだよね。日本人からしたらそれでもちょっと抵抗がありそうだけど、熱心は信者にとっては問題ないのだろう。↓聖堂の前にあったこちらは巨大な鐘がぶらさがっているという塔。こちらはさっきの大聖堂の脇にあった教会。係っぽい人に写真撮っていいか確認してからの撮影。ロシア正教とかの教会って、この写真のように祭壇の部分が壁で仕切られているよね。祈りの時間になると、まんなかのドアを開けて司祭みたいのが中に入ってお祈りの儀式が行われる。あと、ペチェールスカの敷地内には地下墓地もあって通常入ることができるんだけど、この時点でもう営業時間?が終了して中に入れず。。朝のチェルノブイリ博物館に続き、これまた残念である。。これはまたキエフに来いってことかな。今日とりあえずベラルーシへと出ちゃうのだが、東欧にはまた戻ってくるつもりなのでまたその時かなー。教会を後にして、近くに見えていた巨大な像を見に行ってみることにする。道中には、軍事博物館があったようで航空機とか戦車とかがたくさん展示されていた。別に博物館内部に入らなくても、外からでもこれだけたくさんの物が見れた。戦車もたくさん。で、こちらがその像。写真だと大きさが伝わりにくいけど、かなり大きかった。20mぐらいあるのかな?なにを表しているのかわからないけど、なんとなく旧ソ連チックな印象を受ける。この巨大な像の前の広場にはポップに塗られた戦車があったり。テーマがようわからん??で、この周りにはこうした像、というか立体的な壁画?がたくさんある。なかなか躍動感のある力強い像ですな。こちらにも。なんかいかにも旧ソ連だよね。そして自分はこういうのが大好きだったりする笑なんだろ、ぱっと見すごくお金かかってるように見えるし、お金の無駄使いとも言えるんだけど、それを平気で作っちゃう社会主義的な思想が見え隠れしますね。まぁ観光としてはこんなところでしょうか。そうそう、ウクライナと言えば知る人ぞ知る美人が多いので有名な国ですな。それを事前に聞いていたから多少のプラス補正はかかっていたのかもだが、実際に見かける人は確かに美人が多かったと思う。なんだろう、背が高くてすらっとして足が長い、”いかにもモデルです”って感じの、ZARAとかH&Mの広告に出てそうな人が普通にその辺を歩いているんだよね。「そんな解説より参考画像はよ」ってところでしょうが、申し訳ないですけど写真はないです。。スミマセン。。いや〜何度も撮らせてもらおうかと思ったんだけど、美人すぎて声かけられないっていう。。「しゃしゃしゃ写真、、、撮らせてもらっても良いですか??」と聞ければよかったんだけど。。30歳独身男、ヘタレですみません。。断れるかもしれないが、もしかしたらOKかもしれないし試す価値は十分にある。「こちらには失うものはなにもないのだ、、、、頑張れオレ。。。」「今だ!さぁ今行け、行くんだ!!」と何回も思ったけど結局ダメでした笑 なさけねーw代わりに、その辺の公園に立ってた女の子の像でも笑なんか悲しげな表情だけどね。↓おまけ。街中で見かけた誰かの像と休憩する方々。まぁこんなところでしょうか。そうそう、小ネタだが、このウクライナの通貨は「フリブニャ」って名前だ。10フリブニャとか100フリブニャとか、なんか締まらない名前だな。。笑フリブニャフリブニャ、、まぁ聞いた感じがなんか可愛らしくていいかもね。ちなみにお金の呼び方で、自分が一番気に入ってるのはマダガスカルの「アリアリ」。なんかマダガスカルっぽくていいですよね笑「これいくら?」「2000アリアリだよ。。」なんかゲーム内に出てくるお金の単位みたいだよね。まぁどうでもいいか笑そーいや前回キリル文字に関してちょっと話したけど、今回も追加でこちらの写真。「IHTEPHET」。。「イフタペット??」って一見読めるけど、これは「INTERNET」ってことですね。H→NP→R の変換です。こちらは「Пошта」。まぁПとかшはもうキリルオリジナルなのでわかりにくいけど「POSTA」で郵便局みたいですね。そういえば、よく顔文字でみるこの顔( ゚д゚)この顔の口の部分の д これは「D」の文字なんだよね。でもこの顔のせいで、キリル文字のDがみんな顔文字の口に見えて仕方ないですわ。。そんな大好きな?キリル文字の国はまだ続いて、夜行バスでこれまたソ連を構成していた国、ベラルーシへと向かいます。次回ウクライナに戻ってきた時には、しっかり写真を撮らせてもらえるように頑張ります笑
- [ウクライナ]ウクライナでベラルーシビザ取得。
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2013.12.22 Sundayアウシュビッツ訪問を終え、また次の町へと移動する。元々想定していたルートではクラクフの後首都のワルシャワに行き、そこでベラルーシのトランジットビザを取得。ベラルーシを通りつつリトアニアに抜ける予定だった。↓赤い矢印みたいな感じね。星のマークは予約した宿の場所なので気になさらず。。でもこれには問題があって、そのベラルーシのトランジットビザ、要は「通過ビザ」ってことなんだけど、これがワルシャワだと取得できたりできなかったりと流動的らしいのだ。。っていうのは、地図で見るとわかりやすいけど、ポーランドからリトアニアはそのまま陸続きの国なので、正直ベラルーシを経由する必要は全くない。(青い矢印)なのでトランジットビザを申請しにいっても「そのままリトアニアに行けるんだからそうしなさい。はい終了」って言われて取得できない可能性があるんだよね。。ここは手堅くいきましょうってことで、まずウクライナのキエフに行き、そこでベラルーシビザの取得。こちらは地図で見ればわかるが、リトアニアに行くにはベラルーシを通る必要があるのでこれなら確実にビザが取れるのである。ウクライナには、ロシアの後にでも周ろうと考えていたんだけど、まずは首都のキエフでベラルーシビザ取得というミッションを終わらせる必要が出てきた わけですね。ちなみにだけど、ヨーロッパにおいて日本人がビザが必要なのは、ロシアとベラルーシの2カ国だけだ。ロシアビザは、これから行くリトアニアで取得予定。今回のベラルーシビザは、上で言ってきた通り通過用の「トランジットビザ」なら比較的簡単に取れるけど、「観光ビザ」は色々書類が必要でめんどうらしい。なので自分含めほとんどの人は、2日間有効のトランジットビザでの入国、観光でさくっと出国してるんだよね。クラクフからは夜行バスでキエフへ。途中のリヴィヴで真夜中の2時にわけのわからんままバスを乗り換えさえられてちと不安だったが、一応無事にキエフに到着することができた。↓国境にあった看板そーいやこれで、「シェンゲン協定」のエリアから1回出たことになるな。現在スペインから約60日シェンゲン内に滞在しました。これであと滞在できるのは30日か。。どうなることやら?さて、まずはそのベラルーシビザ取得に向かう。キエフでのベラルーシビザ申請に関しては、旅仲間の世界ウォーカー先生がブログに書いていたのでそれを参考に。あと、保険に関してちょっと補足を記事の最後に載せておきます。申請用紙など書類は近くの旅行会社で記載し、大使館ではそれをそのまま提出するだけでけっこうあっさりとビザをゲット!だったんだけど、もらったビザを確認したら、有効期限の日付が間違っている。。(ってことがたまにあるのでビザの内容は必ず確認した方がいいですよ。)って事で指摘してもう1回作りなおしてもらう。。でも「お前の記入の仕方が悪いからだ」とかぶつぶつ文句言われた。。いやいや、そこは自分の非を認めましょうよ。。別に大した問題でもないのに。。まぁとにかく今度こそちゃんとしたビザを受け取れた。この2週間後にロシアで人と会う約束をしていたので、これでその約束の日に間に合わせることができそうで一安心。ってことで、次はキエフの観光でもすることにしましょうか。まずは、自分がキエフで一番行ってみたかった「チェルノブイリ博物館」へと向かう。原発事故の起きた、あのチェルノブイリです。チェルノブイリはこのウクライナにあって、今ではツアーに参加すればその爆発事故を起こした発電所を見に行くことができる。一応そこの放射線量は、安全の基準内ってことでツアーが催行されてはいるが、それでもある程度の放射線がでているのは確か。なので発電所自体は見てみたい気もするが、そんな本当に安全かどうかわからん放射線の出てるところにわざわざ行くのもな。。と思うので実際に行こうとは思わなかったけど。ちなみにツアーは170USDくらいかかるみたいね。旅仲間のちゃる氏がツアーに参加した時の事をブログに書いているので、興味あるかたは見てみてください。で、自分はとりあえずキエフ市内にあるその博物館へと行くことにした。なんだけど!なんと訪れた日が「毎月の最終月曜はお休みです」っていう日にピンポイントであたってしまい、まさかの休館日。。。。残念すぎる。。。もう今日の夜行でベラルーシに向かうんだよね。。なので今回は外観だけ撮って終了。博物館の前には消防車みたいのが置かれていたり。消火活動で使ったやつとかなのかな?まぁ休館なのは仕方ないので、キエフ市内をふらふらして世界遺産の教会なんかを見に行くことにしよう。そーいや、みやげ物屋で「Hard Rock Cafe」のチェルノブイリ版が売っていた。もちろんチェルノブイリにハーロドックカフェがあったわけではなく、パロディ系のTシャツなんだけど、チェルノブイリとかハードすぎるでしょ。。さすがに笑えないシロモノ。。他にも旧ソ連らしく、ソ連関連のTシャツがたくさん売っていた。この時は別になんとも思ってなかったけど、今この写真見たらこのTシャツ欲しすぎるんですけど笑ソ連のマーク、ハンマーと鎌がクロスしたやつとか、KGBのもいいなぁ。ってほんとウクライナにいる時はなんとも思ってなかったけど、あとでロシアに行ってソ連好き、いや正確にはソ連自体はどうでもいいんだけど、このマークとかがお気に入りになったんだよね。(あまり大きい声で言うとあやしいやつだと思われそうだが)さらにはスターリンのTシャツなんかも売ってるんだね。(上の段右側の髭の人ね)ソ連時代の絶対的なリーダーではあったが「大粛清」と呼ばれる、自分の脅威となりそうな不穏分子をことごとく抹殺していった人。虐殺と言えば、先に訪れたようにナチスによるユダヤ人の虐殺がまず思い浮かぶが、被害者の数で言うと、このスターリンによるソ連国民とか政治家を殺した数の方が圧倒的に多いとの事です。。英雄スターリンの死後は、その行為が批判され、大犯罪者としての扱いになったみたいね。まぁスターリンの話はまたロシアに行った時にでもしましょう。こうしたみやげ物屋が集まっていたのはこの「アンドレイ教会」の前。いかにもロシア正教風なかっこいい教会ですね。これは町の中心になるのかな。「独立広場」。この広場に面して立つ、多分ホテルだったと思う建物には「Україна」の文字が。これがウクライナ語で「UKRAINA」って書かれているみたいね。YがUでPがR、HがNみたいな感じですね。キリル文字だとこうなってるみたいね。キリル文字全くわかってないと、「ウクライナ」ではなく「ユクパイハ」としか読めないよね。。なんでキリル文字だとこうなっちゃいんだろ?発音ぐらいローマ字(アルファベット?)と統一すればいいのに。。って思うのはなにも知らない部外者の意見であって、そんなこと言ってたら、なんで日本と中国で感じの読みが違うんだってなっちゃうね。。この流れで、これは街中にあった「村神」とかいう日本食レストラン。でもここもキリル文字を使っているので「MURAKAMI」ではなく「MYPAKAMI」(ミュパカミ)となってる。。ちなみにアニメ柄の絵がたくさんあるんだけど、まぁこれも日本文化ってことでかな。。こちらはちょっと離れるけどキエフの鉄道駅。ベラルーシに向かうのはバスなので、今回は列車に乗ってないんだけど、ウクライナは列車が安く、寝台席でも1000円ぐらいで乗れるんだよね。また後でウクライナ周った時に乗ったけど、快適で「えーもう着いちゃうの?」って感じでしたな。駅前には「McFOXY」とかいうファーストフードの店が。って隣を見ると「McDonald's」がある。。完全に名前パクってるよねこれ。あまりに堂々と隣にありすぎて、最初は「MacCafe」みたいに違う業態の店かと思ったし。実際はFOXYの名の通り?キツネのキャラのいるハンバーガー屋でした。やっぱりパクリだった。。↓おまけキエフの地下鉄はかなり深くてエスカレーターも高速!キエフに限らず、旧ソ連の国の地下鉄はかなり地中深いのが多い。これは戦争の時にシェルターとして使えるように、として設計されているらしい。。今のところそうした使い方はなされてないのでなによりではあるけど。。これも旧ソ連で共通するんだけど、駅で切符というかコインになってるトークン?を買って、これを改札機に入れて構内に入るんだよね。キエフのは青いトークンで、1960年って書いてるけどその年に地下鉄ができたのかな?↓ホームにはソ連のなごりのマークが残ってますな。長くなってきたので一旦中断、世界遺産の教会なんかはまた次回にー。※ベラルーシビザ申請について詳しくは世界ウォーカーさんのサイトを見てもらうとして、補足で保険に関して少し。カズさんのサイトでは「入国時に保険に関して触れられなかった」とあるが、保険入ってなく入国できなかったという旅行者の話も聞いたことがある。なので、このビザ申請する時のオフィスで保険に加入しておくのが無難です。2日なので、100円とか200円とかそんなに高くないものですし。また、ベラルーシの2日間を有効に使うため、夜行バスまたは夜行列車で入る人が多いと思います。値段は同じくらいだけど、バスの方が早いかな。でもバス(ECOLINE)はすぐ満席になるので早めに予約しておく必要あり。ミンスク→ヴィルニュス間はバス何本かあるので予約しなくても問題なし。